魔女の宅急便原作の結末は?映画との違いや作者が激怒した理由についても

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ジブリの人気作品「魔女の宅急便」は映画を見たことある人が多いと思いますが、原作があるのはご存知でしょうか?

原作では映画「魔女の宅急便」のその後が描かれていたり、映画とは違う箇所もあります。

原作と映画の違いってどこだろう?

さらに、映画「魔女の宅急便」を見て原作者が激怒したという噂もあり、内容がとても気になりますね。

こちらの記事では、

  • 魔女の宅急便原作の結末について
  • 魔女の宅急便原作と映画の違い
  • 魔女の宅急便原作者が激怒した理由とは?

について調べてまとめました。

目次

魔女の宅急便原作の結末は?

魔女の宅急便の原作は全6巻あります。

映画「魔女の宅急便」は原作でいうと2巻までの内容が映画化されているのです。

気になる原作の魔女の宅急便の結末はというと・・・

キキとトンボは結婚してから13年経っており、2人の間には男女の双子が生まれていました。

13歳でトンボと出会い、その後キキが22歳の時にトンボと結婚。

姉のニニ、弟のトトが13歳になってからの子供たちの旅立ちが描かれており、原作はそこで終わりです。

ジジは今もキキと話せるようになっていて、親友として仲良しです。

ジジが話せるようになっていて嬉しい!

原作はキキが13歳から35歳までの人生をストーリーにしており、映画のその後がまだまだ続いていたんですね。

とっても面白いので、ぜひ原作も読んでみてくださいね。

ジジが話せなくなる理由などについてこちらの記事で解説しています↓

魔女の宅急便原作と映画の違いは?

魔女の宅急便は映画と原作でいくつか違いがあります。

【魔女の宅急便】映画と原作の違いまとめ↓

❶キキの髪型

原作と映画ではキキの髪型が違います。

原作ロングヘア+黒くて細いリボン
映画ショートヘア+赤くて大きいリボン

これは、作画が難しいという理由でショートヘアになったそうですよ。

魔女の宅急便は1989年に公開された映画です。

その頃のアニメーションの制作は手書きで行われていたため、ロングヘアで描くのは難しかったのかもしれませんね。

原作の表紙に描かれた女の子が本来のキキの姿です。

キキといえば赤いリボンというイメージなので、原作のキキとは違うイメージでびっくりしますよね。

❷トンボの名前・性格

トンボの名前と性格が原作と映画で違います。

原作魔女のほうきを研究をしている気弱な少年
映画飛行機の研究をしている明るくて不良っぽい性格の少年

これは、宮崎駿監督がその時の時代背景に沿った男の子に変更したんだとか。

気弱な少年と不良っぽい少年では性格が反対なので原作を読むとイメージが全く異なりますよ。

原作では名前が「とんぼ」ですが、映画では「トンボ」と表記にも違いがありますね。

❸先輩魔女は飛ぶのが苦手

魔女の宅急便に出てくる先輩魔女ですが、実は飛ぶのが苦手で、頑張ってホウキに乗って練習するという可愛い一面をもった女の子でした。

映画では少し意地悪な女の子という印象がありますが、原作のイメージとは全く違いますね。

しかし、映画では「あなたも頑張ってね」とキキに声をかける場面があり、原作イメージが垣間見えます。

❹絵描きさんの名前はウルスラ

映画ではキキの相談にのってくれる良き相談相手のウルスラ。

実は、映画ではウルスラと名前が設定されていますが、原作では「絵描きさん」と呼ばれていてウルスラという名前は一度も出てきません。

映画の後付け設定なのかな?

ちなみに、名前は設定されていますが、映画でもウルスラという名前は一度も登場しません。

❺ジジと話せなくなる

映画ではキキの魔力が弱くなったと同時にジジと会話ができなくなり、最後まで話せなくなりますよね。

原作ではそんなことはなく、キキとジジはその後もずっと会話ができるのです。

原作でも話せなくなる場面はありましたが、あくまでもジジが人間の言葉を忘れてしまったからで、キキの魔法が使えなくなったからという理由はありません。

ジジが話せなくなる理由を詳しく解説しています。

❻キキが運ぶ荷物が違う

原作と映画ではキキが運ぶ荷物が違います。

原作運動靴や船と魚、幸せのベールなど
映画鳥かごとぬいぐるみ、ニシンのパイなど

映画ではニシンのパイが有名ですよね。

また、映画は荷物を運ぶのが仕事になっているのですが、原作は運ぶのは荷物ではなく、送る人の気持ちという意味を前提に置いている表現をされています。

❼トンボを助けるストーリー

映画「魔女の宅急便」のラストではキキがデッキブラシで空を飛びトンボを救出するエピソードがありますよね。

実は、原作には無い宮崎駿監督のオリジナルストーリーなんです。

このエピソードが原作にないと知った時は驚きました。

原作にはないですが、映画では必要不可欠なエピソードですよね。

さすが宮崎駿監督ですね!

❽ニシンのパイは原作には登場しない

魔女の宅急便では有名なニシンのパイですが、実は原作には登場しません。

映画を見ている方が多いので、ニシンのパイについて話が出ると原作者の方が毎回やんわり否定しているそうです。

原作には「ニシンとかぼちゃの包み焼き」が登場しますよ!

❾キキの魔法は空を飛ぶだけじゃない

キキはホウキで空を飛ぶ魔法だけじゃなく、魔法の薬を作ることも出来るんです。

映画では、キキの母コキリに「あの子ったら、空飛ぶことしか覚えなかったんですよ」と言っていますが、原作では魔法の薬も作れるようになります。

2巻までの映画化だったので、時間の関係などから省いた設定なのかもしれませんね。

➓キキとトンボの関係

映画ではキキとトンボはいい友達で終わっていますが、

原作ではキキが22歳の時にトンボと結婚します。

あくまでも映画はキキの成長物語のため、トンボとの恋愛要素はありません。

しかし、原作ではその後のお話が描かれており、キキとトンボは遠距離恋愛の上に結婚し双子も授かります。

映画のその後って視聴者の想像にお任せされることも多いと思いますが、魔女の宅急便はその後の未来がしっかりと描かれているのでぜひ原作も読んでほしいですね。

魔女の宅急便作者が激怒した理由は?

魔女の宅急便が映画化するにあたって、その内容に原作者が激怒したという噂があります。

なぜ激怒したという噂が流れたかというと、

映画の内容が原作と異なるところが多かったことが理由のようです。

原作者の角野栄子さんは映画をみた印象を下記のように語っています。

「あれ?」と思いました。私だったらこうしないなと思うところもあって。よく映画を観た方から「ニシンパイの作り方を教えて」と言われるんですけど、私は原作で書いていないんですよね(笑)。でも、あれは宮崎さんの作品だからと、すぐ切り替えました。

アニメ化された映画を初めて観た時には、原作と大きく異なる内容に戸惑ったとのことですが、激怒とまではいきませんね。

角野栄子さんは「宮崎駿監督は原作通りに作らない」という噂を聞いていたため、

  •  「魔女の宅急便」のタイトルを変えない
  • キキの名前を変えない
  • 世界観を変えない
  • キキの旅立ちの時に木に付けられた鈴を鳴らす

この4つの注文を出しただけで、宮崎駿監督と揉めたというような話はありません。

映画をみて「あれ?」とは思ったようですが、映画と原作は異なる、映画は宮崎駿監督の作品ということを受け入れて楽しんでいるようです。

確かに原作の設定と違うところはたくさんあるけど、
どちらも面白いから好き!

まとめ

こちらの記事では、

  • 魔女の宅急便原作の結末について
  • 魔女の宅急便原作と映画の違い
  • 魔女の宅急便原作者が激怒した理由とは?

について調べてまとめました。

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