ダイハツの不正はなぜわかった?内部告発で発覚した不正の理由やきっかけは?

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2023年12月20日に大手自動車メーカーのダイハツが製造する車において
側面衝突試験で不正が発覚したと公表されました。

そのことから現在生産中の全車種の出荷が停止になり、大変話題となっています。
このダイハツの不正はそもそもなぜ発覚したのでしょうか?

こちらの記事ではダイハツの不正が発覚した経緯、
不正に至った理由やきっかけについても調査しました。

この記事で分かること
  • ダイハツの不正が発覚した理由
  • ダイハツが不正するに至った理由
  • ダイハツの今後の対応

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合わせて読んで参考にしてくださいね。

目次

ダイハツの不正が発覚した理由とは?

ダイハツの大規模な不正問題が発覚した理由は、
グループ会社社員による内部告発で不正が発覚しました。

内部告発によると、不正は30年以上前から行われていたようで、
1989年発売の小型セダン「アプローズ」が不正が確認された車種で最も古い車種になります。

2011年登場の「ミライース」から短期開発が成功したことにより不正が増えていったようですね。

「上司に相談しても意味がない」社風と報道されており、
納期や上からのプレッシャーなど現場社員の負担が増えたことにより
内部告発する経緯に至ったのではないかとのこと。

ダイハツが不正した理由やきっかけは?

ダイハツが不正した理由は、現場を軽んじる風潮がまん延していたことが原因ということでした。

経営陣から自動車の短期開発を求められていた

現場の状況を見ず、短期スケジュールでの開発が求められていたことで
不正を行わないとスケジュール通りに開発できなかったということでしょうか。

現場の方のストレスは大きかったことが分かります。

自動車試験は絶対に合格しないといけない

報告書には自動車の試験は『絶対に合格しなければならない』『不合格は許されない』という風潮があり、
現場社員は強烈なプレッシャーの中業務を行っていたということが書かれていました。

失敗は許されない、というプレッシャーを現場は抱えていたため
組織的に不正を行ってしまうに至ったようですね。

失敗すると激しい叱責をされる

現場の状況を見ず、短期スケジュールでの開発が求められており、
さらに失敗は許されず、失敗すると部署や担当者に対する激しい叱責や非難が見られていたようです。

失敗は許されない極度なプレッシャー・短期開発スケジュールなど
不正に至ってしまう原因が多くありますね。

経営陣が現場を放置していた

長年不正が発覚しなかったことからも、経営陣が現場を見ようとしていなかったということが分かります。

会見でも、
「経営陣・管理職が現場の負担やつらさを十分に把握せず、放置してきたことにあると考えています。」
と不正に至った原因を認めていました。

ただ、そんな現場の状況だと、上司が不正を助長させていたことになるため
内部告発をしても揉み消しされてしまいそうですが、
今回の大規模不正が発覚していることから、内部告発者はトヨタ社員ではないかと言われています。

ただ、報道では誰が内部告発をしたかなどは明らかになっていませんので今後の報道で分かれば追記致します。

ダイハツの対応は今後どうなる?

ダイハツは現状、現在生産中の全車種の出荷が停止ということが決まっておりますが、
納車待ちの方や既にダイハツの車を購入済みのお客様への対応はまだ発表されておりません

しかし、再検証の結果、現状では安全性の問題はないということで、

会見では、

社内で安全性を再検証した結果、
乗り続けて問題がある事象は発生しなかった。
今まで通り安心して乗っていただければと強く思っている。

と発言していることから
不正はあったけど安全性には問題なさそうなので購入済みの方への返金対応などはないことが予想されます。

気になるのは納車待ちの方の対応ですね。
出荷停止がいつまでなのか未定とのことなので、納車待ちの方への不安は募るばかりです。

まとめ

こちらの記事ではダイハツの不正が発覚した経緯、
不正に至った理由やきっかけについて調査しました。

今後の対応については発表を待ちましょう。

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