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対談インタビュー

「KEREN」って一体何なんだ?

まったく新しいエンターテインメント「KEREN」とは、いったいどんなものなのか。
公演に向けて稽古が進む現場で、脚本・演出を手掛ける髙平哲郎と、
2017年に米演劇界最高の栄誉・トニー賞を受賞したブロードウェイのレジェンドにして、
「KEREN」では振付を担当するバーヨーク・リーが対談した。

髙平哲郎氏
いま、出演者とともに鋭意舞台をつくり上げているところです。
バーヨークは売れっ子で忙しい身だけど、まず2018年に4週間かけて稽古をして、また2019年の1月に最後の仕上げのために日本へ来てくれる。

バーヨーク・リー氏
今回のレッスンには、ダンサーの方を中心に参加していただいているので、ミュージカルとしてのトレーニングを特に集中して行っています。「KEREN」の中にはタップダンスもあるし、コンテンポラリーダンスやヒップホップ、さらにはチャンバラのシーンまであったりで、出演者には様々な能力が求められます。トレーニングを繰り返したことで、みんなが同じレベルで全てをできるようになりました。

髙平哲郎氏
バーヨークの振付稽古の後はタップのHIDEBOHと殺陣の島口哲朗がそれぞれ3週間みっちり稽古。そして、全部をつなぐ間のステージングを僕と振付家の室町あかねで作り、稽古してもらう。来年の1月には映像と照明を加えていく作業を開始し、2月に実際の舞台で本稽古が始まっている予定でいます。
これはいろいろな才能が集まってできたショーだから、カオスのようなもの。どこを読んでも面白い総合雑誌のようなものになれば。

バーヨーク・リー氏
このショーは海外の人にも楽しんでいただけると思います。日本のトラディショナルな部分、古きよき日本をイメージした演出もあるので、海外からの観光客にも、ぜひ見てもらいたいですね。お子さんもシニアの方も、幅広い年齢の方に楽しんでもらえるものにしたい。

髙平哲郎氏
普通なら海外から来た人たちに向けて、日本のいいところばかりを見せるんだろうけど、それだけだと本当の意味でのおもてなしにはならないと思う。だから、これこそが本当のおもてなしで、本当の日本で、本当のクールジャパンだというものを全て見せられたら一番いいと思っている。

髙平哲郎(たかひら・てつお)
編集者・演出家。
1947 年、東京都生まれ。一橋大学卒業後、マッキャン・エリクソン博報堂、雑誌『宝島』編集部を経て1975 年に編集プロダクション「アイランズ」設立。以降、「今夜は最高!」「笑っていいとも!」などのテレビ番組の構成、雑誌編集、映画評論、エッセイ執筆等のほかショーや舞台、ミュージカル等の構成演出、翻訳訳詞を数多く手掛ける。

バーヨーク・リー
バーヨーク・リー 女優、ダンサー、振付師、劇場監督。
1946 年ニューヨーク生まれ。1951 年の「王様と私」に子 役としてブロードウェイ・デビュー。伝説的ミュージカル「コーラスライン」のオリジナルキャストであり、現在も振付師・演出家を担当。2017 年トニー賞のイザベル・スティーブン賞を受賞。

ペリー・キーを生んだ「クリエイターズ・ファイル」が連載中の月刊フリーマガジン『honto+』

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